小説の書き方が学べるおすすめの本9選!
Amazonで『小説 書き方』で検索すると、たくさんの書籍がヒットします。
新しい小説の書き方本が出ると、話題になることもあります。最近だと、この記事でも紹介する『小説家になって億を稼ごう』が出た時は少し話題になった覚えがあります。
たくさんあるが故に、どの書籍が参考になるか迷う方も多いでしょう。
この記事では小説の書き方本を10冊以上は読んできた中で、特におすすめできるものを紹介します。
👇 講座やスクールが知りたい方はこちらもご覧ください。
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この記事の目次
小説の書き方本を読む際の心得
この記事で紹介していない書籍も含めれば、10冊以上の『小説の書き方本』を読んできました。そこで感じたことは、やっぱり書き方は人それぞれだということです。
- 書籍によっては真逆なことが書いてある
- 自分が書くジャンルでは参考にならない
- 今の時代には当てはまらない
- かなり特殊な書き方をしている
- などなど...
盲目的に信じると良くないと感じました。
どの書籍にも共通で書いてあることもあります。何冊か読んで、良いとこ取りをしたり、参考程度に読むのが良いでしょう。
小説の書き方本は、その書籍を書いた著者流の書き方だということを頭に入れておきましょう!
実際に読んだ!おすすめの小説の書き方本9選
実際に読んでおすすめできる書籍を9冊紹介します。
👇 紹介する書籍
- 「物語」のつくり方入門 7つのレッスン
- 小説講座 売れる作家の全技術 デビューだけで満足してはいけない
- プロだけが知っている 小説の書き方
- エンタテイメントの作り方
- ミステリーの書き方
- 書きたい人のためのミステリ入門
- 小説家になって億を稼ごう
- マナーはいらない 小説の書きかた講座
- 小説の書き方
「物語」のつくり方入門 7つのレッスン
- 著者:円山夢久
- 発売日:2012/5/31
- おすすめ度:⭐️⭐️⭐️⭐️
小説家の円山夢久さんが講義形式で解説する書籍です。
この記事で紹介する書籍の中では、1番初心者向けでわかりやすかったです。まだ自分で小説を書いたことがない方は、まずこの1冊を買って、この書籍通りに小説を書いてみても良いと思います。
書籍内では、下記の流れで解説されています。
- 物語の輪郭を作る
- 全体の流れを作る
- キャラクターを作る
- ディティールと演出
タイトルにもある通り、物語の作り方に特化して解説されています。
小説講座 売れる作家の全技術 デビューだけで満足してはいけない
- 著者:大沢 在昌
- 発売日:2019/2/23
- おすすめ度:⭐️⭐️⭐️⭐️
直木賞作家の大沢在昌さんによる、12人の受講生に対する講義を元にした書籍です。
実際に受講生が書いた小説にフィードバックをする場面も交えて、小説の書き方を解説しています。受講生の12人のうち5人が小説家デビューしたようです。
この書籍の単行本が出たのは、2012年なので、若干内容的に古いと感じた箇所もありましたが、今でも十分参考になる書籍です。
プロだけが知っている 小説の書き方
- 著者:森沢 明夫
- 発売日:2022/7/20
- おすすめ度:⭐️⭐️⭐️⭐️
ベストセラー作家の森沢明夫による小説の書き方本です。
この書籍は、小説投稿サイト『ノベルアップ+』に寄せられた、小説の書き方に関する質問に答える形で構成されています。全部で61問に答える形で、小説の書き方を解説しています。
質問は独立しているので、気になる箇所だけ読むのも良いと思います。
最近出た書籍で、YouTubeも上がっているので、気になる方はチェックしてみると良いです。
👇 参考 “絶対に売れる物語”は作れるか?〜小説家・森沢明夫「小説の書き方」から考える物語と届け方のヒミツ【山田玲司-369】
エンタテイメントの作り方
- 著者:貴志 祐介
- 発売日:2017/10/10
- おすすめ度:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
悪の教典や黒い家の著者である、貴志祐介さんの書籍です。
個人的には、この記事で紹介する書籍の中で1番参考になりました。ただ、冒頭にも書いたように、小説の書き方本は『その著者流の書き方本』なので、貴志祐介さんの作品が好きだから参考になったのは大きいと思います。
他の書籍にも言えることですが、書籍内の具体例として、自身の著書が使われることが多いので、貴志祐介さんの小説を読んでいる方には特におすすめです。
ミステリーの書き方
- 著者:日本推理作家協会
- 発売日:2015/10/8
- おすすめ度:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
ミステリー作家43人が各トピックを担当して、小説の書き方を解説している書籍です。
👇 こんなトピックがあります
- オリジナリティがあるアイデアの探し方(東野圭吾)
- プロットの作り方(宮部みゆき)
- 会話に大切なこと(石田衣良)
- トリックの仕掛け方(綾辻行人)
43人の中には、普段あまりメディアに出ないような方もいるので、ミステリーを書いている方にとっては貴重で必読の1冊です。全てのトピックが独立しているので、興味がある箇所から読んでも良いと思います。
書きたい人のためのミステリ入門
- 著者:新井久幸
- 発売日:2020/12/17
- おすすめ度:⭐️⭐️⭐️
編集者である新井久幸さんが書いたものです。
新井久幸さんは、ミステリーは全てのエンターテイメントの基本だと言っています。ミステリーを書いている方だけでなく、エンタメ小説を書いている全ての方に参考になる書籍だと思います。
最後の章では、新人賞についても書いてあるので、デビューを目指している方にとって貴重な情報が得られるかもしれません。
YouTubeでも書籍についてコメントしているので、興味がある方は見てみてください。
👇 参考 新人賞について訊いてみた。 #1 ~エンタメ編~【雛倉さりえ】
小説家になって億を稼ごう
- 著者:松岡圭祐
- 発売日:2021/3/17
- おすすめ度:⭐️⭐️⭐️⭐️
年収億超え作家の松岡圭祐さんの書籍です。
タイトル的にも興味を持たれる方は多いのではないでしょうか。実際、発売当時には話題になりました。
かなり具体的で他の書籍にはないような小説の書き方本になっています。それゆえ、好みは分かれる気がします。まさに松岡圭祐さん流の書き方という感じです。
後半はプロとしてデビューした後の話しが書いてあります。
マナーはいらない 小説の書きかた講座
- 著者:三浦しをん
- 発売日:2020/11/10
- おすすめ度:⭐️⭐️⭐️
直木賞作家の三浦しをんさんが、講座形式で書いた書籍です。
コース仕立てで、全24皿分が用意されています。(24個のトピックがあるということ)
読みやすくカジュアルな文章で書いてありますが、若干脱線する箇所もあり、好みが分かれるような気もします。
小説の書き方だけを効率よく知りたい方は、不要だと感じる箇所は読み飛ばすと良いです。
小説の書き方
- 著者:森村 誠一
- 発売日:2012/4/10
- おすすめ度:⭐️⭐️⭐️
人気作家の森村誠一さんの書籍です。
Kindle Unlimited会員であれば無料で読むことができます。
具体例が多いのでわかりやすく、教科書的な書籍だと感じました。Kindle Unlimitedでは無料で読めますし、まずは最初の1冊として、この書籍を読んでみるのもおすすめです。
気になっている小説の書き方本4選
読んではいないけど、気になっている書籍を紹介します。中には有名な小説家の方がおすすめしているものあります。
👇 紹介する書籍
- ベストセラー小説の書き方
- 文章読本
- 人を惹きつける技術
- 読者の心をつかむ WEB小説ヒットの方程式
ベストセラー小説の書き方
- 著者:ディーン・R. クーンツ
- 発売日:1996/8/1
この書籍は、池袋ウエストゲートパークの著者である石田衣良さんが、『今まで読んだ小説の書き方本の中で1番出来が良い本』とYouTubeで言っています。
👇 参考 [Book52]石田衣良セレクト『ベストセラー小説の書き方』(ディーン・R・クーンツ/朝日新聞社)〜小説不況の乗り越える力を身につける!〜
ちなみに、石田衣良さんはYouTubeで有料メンバーシップをやっています。小説の書き方についても発信しているので、気になる方は見てみてください。
文章読本
- 著者:谷崎 潤一郎
- 発売日:1996/2/18
他のメディアやTwitterでおすすめしている方が多いので、気になっています。
Amazonの概要には、『美しい文章を書こうと願うすべての人の必読書』とあります。小説の書き方というより、文章の書き方本かもしれません。純文学を書く方には、特に参考になりそうです。
人を惹きつける技術
- 著者:小池 一夫
- 発売日:2010/1/21
こちらの書籍もおすすめしている方が多いので、気になっています。キャラクターの作り方に重きを置いた書籍です。
私の弟子にしか教えてこなかった門外不出の奥義のようなことを、お話しします。 Amazonの概要欄より引用
気になりますね。
キャラクターが魅力的であることは、小説を書く上では必須なので、いつか読みます。
読者の心をつかむ WEB小説ヒットの方程式
- 著者:田島 隆雄
- 発売日:2016/7/27
なろう作家へのインタビューをまとめた書籍です。
ラノベは書かないのですが、現役の小説家がインタビューでどんなことを言っているのかは気になっています。投稿サイトで活動している方やラノベを書いている方には、特に参考になりそうです。
【おまけ】書き方本じゃないけど面白かった本
お金が全てではありませんが、小説家を目指す方にとって、どれくらい稼げるかは気になるトピックだと思います。
書き方に関する書籍ではありませんが、最後に小説家がどれくらい稼げるかわかる書籍を紹介します。
作家の収支
- 著者:森博嗣
- 発売日:2015/11/30
この書籍を書いた森博嗣さんは『すべてがFになる』の著者で、Amazonの概要欄によると、19年間に280冊の本を出し、総発行部数1400万部、総収入15億円だそうです。この書籍が2015年発売なので、今はもっと多いでしょう。
書籍の中ではリアルなお金のことを語っています。具体的な数字も書いてあるので、夢があるなと思いました。
印税だけでなく、その他の雑収入に関しても書いてあります。また、書籍のタイトルに『収支』とある通り、支出に関しても書いてあるので、具体的にどれくらい儲かるのかイメージできると思います。
小説家を目指している方にとって、モチベーションになるかもしれません。発売日が若干古いですが、現在も当てはまる話しだと感じています。
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Twitter(@cwstudio2023)も始めました。リリースまでは、進捗などを更新します。
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