noteで小説を販売する方法!稼げる可能性は?
webに小説を投稿する際、使用するプラットフォームとして、真っ先に頭に浮かぶのは『小説家になろう』などの小説投稿サイトだと思います。
小説投稿サイトは小説好きをターゲットにするには最適ですが、一般層を取り込むのはなかなか難しい面もあります。
そこで、やり方によっては可能性を秘めているのがnoteです。有料記事にして販売できるなど、小説投稿サイトにはないメリットもあります。
この記事では、noteで小説を投稿し、収益化する方法を紹介します。
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この記事の目次
noteとは?
ご存知の方も多いと思いますが、noteはクリエイターが文章 / 画像 / 音声 / 動画を投稿できるメディアプラットフォームです。
ユーザー数がかなり多いので、noteの投稿がきっかけで書籍化が決まった作品もあります。
👇 参考
noteから生まれた書籍まとめ
クリエイターの支援にも力を入れていて、コンテストも開催しています。
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募集中のお題・コンテスト
あなたの作品が書籍化・映像化されるかも?「note創作大賞」募集開始! #創作大賞2022
noteは、新しい機能が追加されたり、既存の機能が廃止されたり、開発が盛んな印象があります。
有料記事販売だけじゃない!小説 × noteで稼ぐ方法は全部で6つ!
noteで稼ぐ方法は6つあります。
- 有料記事
- 有料マガジン
- 定期購読マガジン
- メンバーシップ
- 投げ銭
- 書籍化
※ 書籍化に関しては、正確にはnoteで稼ぐわけではありませんが、note"きっかけ"ということで入れました。
1つずつ紹介します。
有料記事
- 通常会員:100円〜10,000円
- プレミアム会員 / note pro会員:100円〜50,000円
noteでは、上記の価格帯で有料記事を販売することができます。相場は500円程度らしいです。
note内で『小説』と検索すると、たくさん投稿があることがわかります。中には平野啓一郎さんのようなプロの作家さんもいます。
ある男|5−1|平野啓一郎
有料記事は、↑この投稿のような記事です。平野啓一郎さんはnoteで『ある男』の一部を有料化しています。『マチネの終わりに』は全編無料公開しています。
noteにはKindleにあるブックマーク・付箋機能がないので、長編小説を1投稿でアップするには不向きです。長編小説を投稿する場合、分割して多くても1記事5000文字程度にすると良いでしょう。
長編小説を分割公開することは可能ですが、個人的に正直読みにくい...。noteは短編小説向きだと感じます!
有料マガジン
有料マガジンは前述した有料記事をまとめて販売できる機能です。
例えば、下記のような販売方法が考えられます。
💡 例1
- 長編小説を書いて分割
- 一部無料公開&その他は最低価格の100円に設定
- 有料マガジンで全記事をまとめて1000円程度で販売
有料マガジンにしていませんが、この方法を取っているのが、『ある男』です。
💡 例2
- 短編小説を書いて1記事100~500円で販売
- 数が増えてきたら有料マガジンでまとめて販売
この方法は、連作短編小説と相性が良さそうです。
有料記事を複数公開している方は、うまく利用した方が良いでしょう。まとめて買った方がお得になるような価格設定をすると良いです!
定期購読マガジン
- 定期配信する
- 月額で料金をいただく(サブスク)
定期購読マガジンは、↑このような機能です。
吉本ばななさんは、どくだみちゃん と ふしばなを定期購読マガジンで配信しています。頻度は週1で、文字数3,4000文字程度のエッセイです。
定期購読マガジンは、購読期間中に追加された記事のみ読めるので、エッセイやショートショートなどに向いていそうです。連載や長編をサブスクで小出しにしたい場合は、次に紹介するメンバーシップの方が良いです。
サブスクは収益が安定するのでおすすめですが、定期配信はなかなか大変そうですね!
メンバーシップ
メンバーシップは、最近できた機能です。前述した定期購読マガジンのパワーアップ版です。
- 定期配信する
- 月額で料金をいただく(サブスク)
↑この点に関しては、定期購読マガジンと同じです。
💡 定期購読マガジンにはない、メンバーシップの特徴
- 掲示板機能で会員さんと交流できる
- 手数料が10%(定期購読マガジンは20%)
- 加入期間は過去の記事が全部見れる(定期購読マガジンは購読期間中に追加された記事のみ読める)
ファンがついている場合、使い方によってはうまく機能しそうですね!
投げ銭
100円〜10,000円の範囲で投げ銭をすることができます。(noteでは、投げ銭ではなくサポート機能と呼ばれいています。)
投げ銭で大きく稼ぐことは難しいですが、応援してもらえることはモチベーションになりますね。
無料で公開している記事の場合、記事の最後に『サポートしてもらえたら嬉しいです!』と一文入れておくと良いです。
書籍化
noteで直接収益化する方法ではありませんが、noteをはじめとするSNSでファンが多いと、出版の声がかかることもあります。
- ファインがいる = 一定数売れることは確定している
出版不況の昨今、ある程度売れることが確定していると、出版に踏み切りやすいのでしょう。
BKBことバイク川崎バイクさんは、noteの投稿がきっかけで出版が決まった方の1人です。
note:バイク川崎バイク(BKB)
書籍:BKBショートショート小説集 電話をしてるふり
note経由ではありませんが、SNSからのヒットで言えば、個人的に雨穴さんも注目しています。
- YouTubeでファンを作る
- 出版&ヒット
- 映画化
この流れで成功した方です。YouTube動画の【不動産ミステリー】変な家は1000万回以上再生され、この動画の続編として、変な家が出版されました。書籍は30万部突破、映画化も決まったようです。
雨穴さんの売れ方は、現代的だな〜と思って見ていました。今後は同じような事例が増えるかもしれませんね!
noteで小説を販売するメリット
noteで小説を販売するメリットは、下記があります。
- ユーザー数が多い
- 有料記事で収益化できる
ユーザー数が多い
noteは、アクティブユーザー数(1ヵ月にnoteを訪問した人)が6000万人以上もいます。一般に認知され、ユーザー数が多いのは大きなメリットです。
小説投稿サイトを見る読者は本当に小説が好きな人です。『そこそこ読書好き』くらいの人は小説投稿サイトの存在すら知らない方もいると思います。
noteであれば、『そこそこ読書好き』くらいの人にも届けられる可能性があります。
有料記事で収益化できる
- 有料記事で収益化できる
- 収益化する方法がたくさんある
これらの点もメリットです。
小説投稿サイトの中には広告収入で稼げるモデルもありますが、基本的に広告収入は爆発的なアクセスがないと稼げません。それに対して、有料記事の販売はコアなファンを作れば収益化可能です。
noteで小説を販売するデメリット
noteで小説を販売するデメリットは、下記があります。
- 長編には向いていない
- 自分で集客が必要
長編には向いていない
前述した通り、長編には向いていません。分割して複数記事にすることで、長編も投稿できますが、個人的には読みにくいと感じてしまいます。
noteは短編やショートショート向きだと思います。
自分で集客が必要
noteのプラットフォーム上で検索やハッシュタグ経由で読んでくれる方もいますが、かなり少ないと思った方が良いです。
他のSNSも利用し、自分で集客し、ファンになってもらうことが必要です。
小説投稿サイトとの違い
個人的に↓このような違いがあると感じています。
note | 投稿サイト | |
---|---|---|
集客 | 自分で頑張る | サイト経由の流入 |
収益化 | 有料記事や出版 | ほとんど出版のみ |
ユーザー層 | 多くの層が狙える | 読書好きのみ |
ジャンル | なんでもあり | ラノベが多め |
note以外で集客が必要なら、noteでも投稿サイトでも同じでは?と思うかもしれません。
しかし、知っているサイト(note)で読むのと全く知らないサイト(投稿サイト)で読むのでは、ユーザーの心理的ハードルが違います。noteの方がより気軽に読んでもらえるでしょう。
何を目指しているかによって、使用するプラットフォームは変わりそうです。書いているジャンルがラノベだったらnoteは使わないかな~
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小説ではありませんが、有料noteで収益化した経験があるので、実際にやってみた感想も含め紹介します!