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小説内の括弧の使い分け!使い方や注意点も紹介!

小説で使われる鉤括弧、二重鉤括弧、隅付き括弧、丸括弧について、基本ルールや使い分けを具体例とともに紹介します。

記事公開日2023-03-24
記事更新日2026-09-05

小説でよく使われる括弧には、下記のようなものがあります。

  • 鉤括弧(かぎ括弧):「」
  • 二重鉤括弧:『』
  • 隅付き括弧:【】
  • 丸括弧:()

この記事では、これらの括弧の使い分けや注意点を紹介します。具体例も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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この記事の目次

小説で使う4つの括弧の使い分け

まずは、それぞれの主な使い方を確認しましょう。

括弧名前主な使い方
「」鉤括弧会話文 / 引用
『』二重鉤括弧会話文の中の会話 / 書籍や作品名
【】隅付き括弧強調 / 特殊な用語や演出
()丸括弧補足 / 心の声などの演出

括弧の使い方に絶対的な決まりがあるわけではありません。特に心の声や電話越しの会話などは、作品ごとに表現が異なります。

読者が混乱しないように、作品内で使い方を統一することが大切です。

括弧に関する注意点・ルール

小説で括弧を使うときは、下記の点に注意しましょう。

会話文から始まる段落は字下げしない

は全角1文字分のスペースです。

👇 Good
「こんにちは、太郎くん」
👇 Bad
「こんにちは、太郎くん」

地の文から始まる段落では一般的に1文字分字下げしますが、鉤括弧から始まる会話文は字下げしません。

閉じ括弧の直前には句点(。)を入れない

👇 Good
「こんにちは、太郎くん」
「こんにちは。今日はいい天気だね」
「本当に?」
👇 Bad
「こんにちは、太郎くん。」

感嘆符(!)と疑問符(?)は、閉じ括弧の直前に入れても問題ありません。

感嘆符(!)と疑問符(?)の後に文が続く場合はスペースを入れる

👇 Good
「は?お前が言い出したことだろう!」
👇 Bad
「は?お前が言い出したことだろう!」
「は?お前が言い出したことだろう!

別の文が続く場合は全角1文字分のスペースを入れますが、閉じ括弧の直前には必要ありません。

基本的に全角の括弧を使う

👇 Good
「こんにちは、太郎くん」
👇 Bad
「こんにちは、太郎くん」

分かりにくいですが、Badの方は半角の括弧を使っています。小説では、縦書きにしても向きが正しく表示される全角括弧を使うのが一般的です。

新人賞などに応募する場合は、それぞれの応募要項や原稿フォーマットも確認しましょう。

鉤括弧:「」の使い方

鉤括弧は、小説で最もよく使われる括弧です。

会話文に使う

💡 例
「君のことが……好きです」

登場人物が実際に話している言葉を表現します。

地の文の中で言葉を示す

💡 例
太郎は「ごめん!」と頭を下げた。

会話文を独立した段落にせず、地の文の中に入れることもできます。

引用に使う

💡 例
先生は、黒板に書かれた「継続は力なり」という言葉を指さした。

ほかの文章から一部を引用したり、特定の言葉を示したりする場合にも使われます。

二重鉤括弧:『』の使い方

二重鉤括弧は、鉤括弧の中にさらに括弧を入れる場合や、作品名を示す場合に使います。

会話文の中に別の会話を入れる

👇 例
「あいつはいつも言うんだ。『お前には無理だ』って」

会話の中に第三者のセリフを入れる例です。「〇〇『××』△△」のように、内側の会話だけ二重鉤括弧にします。

書籍や作品の名前を示す

👇 例
彼女は『銀河鉄道の夜』を本棚から取り出した。

書籍、映画、漫画などの作品名を示す際にも使われます。

普通の会話と違うことを示す

電話越しの声や機械音声、過去の記憶などを普通の会話と区別するために、二重鉤括弧を使う作品もあります。

ただし、決まったルールではありません。使用する場合は、作品内で同じ表現に統一しましょう。

隅付き括弧:【】の使い方

👇 例
画面には【警告】という文字が赤く表示されていた。

隅付き括弧は、特定の言葉を目立たせたり、ゲーム画面やシステムメッセージなどを表現したりする際に使われます。

一般的な文芸小説よりも、ライトノベルやWeb小説など、記号を使った演出が多い作品で見かけることがあります。

使いすぎると文章の中で目立ちすぎるため、どのような情報に使うのかを決めておくと良いでしょう。

丸括弧:()の使い方

補足説明に使う

👇 例
集合場所は駅前の喫茶店(北口を出てすぐ)だった。

地の文に補足情報を加えたい場合に使います。ただし、小説では括弧に頼らず地の文として書いた方が読みやすい場合もあります。

心の声に使う

👇 例
太郎は楽しそうに笑っている。
(それに比べて、わたしは……)

口に出していない心の声や独り言を表現するために使われることもあります。

心の声は、地の文で書いたり鉤括弧を使ったりする作品もあります。丸括弧が唯一の正解ではないので、作品の視点や文体に合わせて選びましょう。

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