小説内の三点リーダーの使い方!注意点も紹介!
三点リーダー(…)は小説以外でも一般的に使われているので、使い所に関してはあまり迷わないかもしれません。
ただし、小説ならではのルールや注意点もあります。
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この記事の目次
三点リーダーに関する注意点
絶対のルールではありませんが、小説には暗黙のルールがあります。三点リーダーにも守るべきルールや注意点があります。
- 三点リーダーとダッシュは偶数個使うルール
- 似た記号を使わない
- フォントによって見た目は変わる
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三点リーダーとダッシュは偶数個使うルール
小説では、三点リーダーとダッシュは偶数個使うルールがあります。必須ではありませんが、基本的にほとんどの小説家の方が守っているルールです。
※ 偶数個であれば、2 個以上使っても良いです。
そんなはずは…………
そんなはずは………
似た記号を使わない
紛らわしい記号があるので注意しましょう。小説で使うべき三点リーダーは、表の 1 番上のものです。
…… | 🙆♂️ OK |
・・・・・・ | 🙅♂️ NG |
・・・・・・ | 🙅♂️ NG |
。。。。。。 | 🙅♂️ NG |
フォントによって見た目は変わる
↑ このスクショは、Google Fonts という様々なフォントが使えるサービスです。フォントによって、配置位置(中央 or ベースライン)が変わるのがわかると思います。赤枠のフォントはベースラインに揃っています。
正しい三点リーダー(…)を使っていれば、配置位置は気にしなくて良いです。フォント依存なので、どうしようもないことです。
三点リーダーの具体的な使い方
普段の生活で三点リーダーを使う方も多いと思います。基本的に普段の使い方と小説の使い方は同じです。
あまり迷わないかもしれませんが、具体的な使い方を紹介します!
驚き / 動揺を表現する
驚きで言葉が詰まっている様子です。
間を表現する
相手の反応を見るための間を空けている様子です。
何かの戦いで息絶える直前の会話だと思ってください。ダメージを負いながら最後の力を振り絞ってメッセージを送っている様子(スムーズに言葉が出ずに間がある様子)です。
ためらい / 迷い / 自信のなさを表現する
恥ずかしがってモジモジした様子です。
申し訳なさ / あきらめを表現する
罪を告白するシーンを想像してください。含みを持たす感じで使われます。
沈黙を表現する
前述した通り、三点リーダーは偶数個であれば、2 個以上使っても良いです。三点リーダーの数の多さは沈黙の長さを表します。
三点リーダーの後に句読点は必要?
三点リーダーの後に句読点を入れるかどうかは、どちらでも良いです。
持っている小説を確認したところ、三点リーダーの後に句読点が使われることは、ほとんどありませんでした。
句点に関して
唯一見つけた三点リーダー後の句点使用箇所が下記です。
——52ヘルツのクジラたちから引用
三点リーダーは会話文で使うことが多いので、使うとしたら上の例のように「〇〇……。××」のパターンが多いのではないでしょうか。
ちなみに小説では、括弧の最後には句読点を使わないルールなので、「〇〇……。」のパターンはありません。
読点に関して
三点リーダーの後の読点は、使われないことが多いと思います。1 つも使用しているケースを見つけられませんでした。
「君のことが……好きです」
読点がない方が自然ではないでしょうか。
三点リーダーの入力方法
各デバイスの三点リーダーの入力方法を紹介します。
👇 Windows
- 『さんてん』と入力して変換
- 『・・・』と入力して変換
👇 Mac
- option + ;
👇 Android と iPhone
上の赤枠の箇所から入力できます。
また、Android も iPhone も『。』と入力して変換しても出すことができます。iPhone の場合は、数字のキーボードを出すよりも、『。』と入力する方が速いかもしれません。
三点リーダーとダッシュの使い分け
三点リーダーとダッシュは、文章や会話の中断 / 間 / ためらいを表現する際に使われますが、ニュアンスに少し違いがあります。
ここではそれぞれのケースを紹介します。
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三点リーダーを使うケース
会話や文章で、言葉を探す / ためらい / 不確かさを表現する際に使われます。穏やかで柔らかい雰囲気や迷い・自身のなさを伴うことが多いです。
言葉を探している / 自信がない様子が表現されます。
ダッシュを使うケース
文章や会話が急に中断されたり、切り替わったりする際に使われます。強い感情や驚きを伴う状況で使用されることが多いです。
待って!危ない!
ダッシュが使われていることで、会話が急に中断され、登場人物の緊迫した様子や驚きが表現されます。
テンションで判断すると良いかも?
ダッシュを使うケースは、キレが良いのに対し、三点リーダーは少しテンションが下がるような印象があります。
⤵︎ がついて違和感がないかで判断すると良いかもしれません。
まじか……(⤵︎)
こんなはずでは……(⤵︎)
どれも違和感ないですよね。
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