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小説内のダッシュの使い方!注意点や打ち方も紹介!

記事公開日2023-03-24

小説ではダッシュ(—)を使う機会がありますが、正しく使えていますか?

普段の生活では、ほとんど使う機会がないので、小説内での使い方も曖昧な方は多いのではないでしょう。

この記事では、ダッシュの使い方 / 注意点 / 入力方法 / 三点リーダーとの違いなどを紹介します!

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この記事の目次

ダッシュに関する注意点

絶対のルールではありませんが、小説には暗黙のルールがあります。ダッシュにも守るべきルールや注意点があります。

👇 合わせて読みたい記事
6つの小説の書き方ルール!守らないとマイナス評価?

ダッシュと三点リーダーは偶数個使うルール

小説では、ダッシュと三点リーダーは偶数個使うルールがあります。必須ではありませんが、基本的にほとんどの小説家の方が守っているルールです。

※ 偶数個であれば、2個以上使っても良いです。

🙆‍♂️ Good

ここで終わるのだろうか——

🙅‍♂️ Bad

ここで終わるのだろうか—
ここで終わるのだろうか———

似た記号を使わない

ややこしいことにダッシュと似た記号がいくつかあります。小説で使うのは、表の1番上にあるemダッシュと言われています。ただ、他のメディア等を見ると、罫線や水平線を使っている方も多いです。

名前 記号 連続使用
emダッシュ ——
enダッシュ ––
罫線 ──
水平線 ――
ハイフン ––
長音記号 ーー
マイナス −−

調べても正確な答えが見つからなかったので、正直100%自信があるかと言われればないのですが、emダッシュを使うのが良いと思います。

投稿サイトでは、全体で統一していれば何を使っても問題ないと思います。

フォントによって見た目は変わる

フォントによって見た目は変わる

↑このスクショは、Google Fontsという様々なフォントが使えるサービスです。フォントによってemダッシュの見た目が変わるのがわかると思います。

線が繋がってほしいと思う方は多いと思いますが、自分のデバイスでは線が繋がっていても、見る人の環境によっては繋がっていないこともあります。(デバイスによってフォントが変わるため)

フォント / 見てるサイト / デバイス依存なので、繋がっていなくても気にする必要はありません。

フォントやソフトによって、下記のような問題が起きる可能性もあります。

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ダッシュの具体的な使い方

ダッシュの具体的な使い方を紹介します。

中断 / 途切れ / 間

💡 例

彼女は驚いた顔で言った——
「あなた、どうしてここにいるの?」

💡 例

爆弾——?

言ったの後に間があるイメージです。三点リーダーと使い分けが難しい箇所で、その点に関してはこの記事の後半で説明します。

緊迫感や臨場感

💡 例

「太郎——」
次郎は叫んだ。

この例のようにビックリマーク(!)的な使われ方もされます。

追加説明や言い換え

💡 例

彼はその部屋で見つけたもの——古びた地図と不思議な鍵——を持ってきた。

『その部屋で見つけたもの = 古びた地図と不思議な鍵』の関係になっています。

💡 例

真っ赤なアロハシャツを着た男——太郎が座っていた。

💡 例

来週の月曜日——三月二日は太郎の命日だ。

なんらかの理由で、説明しておきたいことがある際に使うこともあります。

引用

💡 例

翼を持たずに生まれてきたのなら、翼をはやすためにどんな障害も乗り越えなさい
——ココ・シャネル

書くジャンルによっては引用を使うこともあります。

emダッシュの入力方法

👇 Windows

  • Ctrl + Alt + ハイフン

👇 Mac

  • Shift + Option + ハイフン

👇 Android

  • おそらく入力する方法がありません

『ダッシュ』と入力して出てくるのは、emダッシュではなく水平線です。emダッシュを使いたい場合は、コピー&貼り付けするしかなさそうです。

👇 iPhone

スマホのキーボード

上のキーボードで入力できます。

入力が面倒なので、emダッシュではなく水平線や罫線を使っている方も多そうです...

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ダッシュと三点リーダーの使い分け

ダッシュと三点リーダーは、文章や会話の中断 / 間 / ためらいを表現する際に使われますが、ニュアンスに少し違いがあります。

ここではそれぞれのケースを紹介します。

👇 合わせて読みたい記事
小説内の三点リーダーの使い方!注意点も紹介!

ダッシュを使うケース

文章や会話が急に中断されたり、切り替わったりする際に使われます。強い感情や驚きを伴う状況で使用されることが多いです。

💡 具体例

彼は叫んだ——
待って!危ない!

ダッシュが使われていることで、会話が急に中断され、登場人物の緊迫した様子や驚きが表現されます。

三点リーダーを使うケース

会話や文章で、言葉を探す / ためらい / 不確かさを表現する際に使われます。穏やかで柔らかい雰囲気や迷い・自身のなさを伴うことが多いです。

💡 具体例

それについては……

言葉を探している / 自信がない様子が表現されています。

小説内でのダッシュの使用頻度を調べてみた!

この記事を書くにあたり、今持っている小説のダッシュの使い方や回数を調査してみました。

タイトル ダッシュの使用回数
52ヘルツのクジラたち / 町田そのこ(著) 20個程度
十角館の殺人 / 綾辻行人(著) かなり多い(※1)
ポルシェ太郎 / 羽田圭介(著) 2+α個(※2)

※ ざっと確認しただけなので、見落としている箇所もあると思われます。
※1 かなり多かったので途中で数えるのを断念しました。
※2 電話のシーンで20回程度使っていますが、それ以外では2回程度。

羽田さんは電話のシーンで、2人の会話を下記のように表現していました。(※ 会話文の内容は変えています)

💡 電話のシーン

「こんにちは、今日はいい天気ですね。」
——本当にそうですね。こんな日はお出かけしたくなります。
「そうですね。近くの公園でお花見はいかがですか?」
——いいですね!お弁当を持っていきましょうか?
「いいアイデアです!私はおにぎりとおかずを作りますね。」

  • ビジュアル的にわかりやすくするため
  • 対面でのリアルタイムな会話ではないため、を表現した

このような意図でしょうか。著者によって使い方は様々ですね。

ジャンルによって、使用回数は結構変わってきそうです!SFやミステリーは使用回数多め?

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